一万円選書

街の書店が消えてます。
ネットの販売は増えてます。
1年間で一冊も本を読まない大人は、6割を超えるらしいです。
本を読むことは減っても、スマホに移っただけで活字を読む量は減ってないという指摘もあります。
小学校では朝の10分を読書する時間に充てているとも聞きます。今の小学生は高校生よりも読書家らしいとか。
つい先日、社会人一年生の若者が、言ってました。「趣味は読書です。一年に10冊は読みます。」
情報過多の中、何が本当かを、見極める力って大切だなと思います。
僕は、年間70冊くらい読みます。50冊くらいの時もあるし幅はあるけど、まぁそれくらい。まともに読む本がそれくらいで、斜め読みした本や雑誌をいれると倍くらいになるかもしれません。
なぜ読むか? 面白いからに決まってます。
知らないことを知れることって単純に楽しい。見たことや行ったことがない場所へ行くのと同じ感覚。人にも同じ感覚があって自分の知らないことをいっぱい知ってるだろうなと思う人とは、話してみたくなる。
本って、作者が、そのテーマを、コンパクトにまとめてくれたモノ。言いたいこと、大事だと思うことや想い、考えを、ちゃんと書き記してくれてる。こんなに有益な情報源って他にないんじゃないかと。
テレビや、ネット、新聞と、マスメディアに対するコンテンツは、どこかウケ狙いで、情報が偏ってると思います。何か気になることがあると、ネットでサクッと調べる。今は普通の行動だけど。
その後に、関連してる書籍を読んでみると、あら?メディアで言ってることは、上辺だけしか伝えてないって気づく。
こういう経験、めちゃくちゃ多いです。
マスメディアが悪いのではなくて、そういうもんだって理解しておくことが、重要なんじゃないかなと。
さて、一万円選書の話です。
本を選ぶのは?新聞や、雑誌の書評、書店のポップ、あとはひらめき。勧められて読んだ本でも、当たり外れは多い。
で、大阪は隆祥館書店さんで、個人向けに本を選定してくれるサービスをやってて、それに応募しました。
まずは、カルテというか、質問書が届きます。
経歴、経験したこと、好きなこと、興味の対象とか、影響を受けたことなどなど、膨大な質問に答えることから始まります。とにかく詳しく書いて欲しいとのコメントがあったので、詳しく書きました。
一月後くらいに、選書されたリストが理由付きで届きました。
もし、すでに読んだことがある本や、不要な本を教えてくださいと。そのやりとりを繰り返して、決定することになります。
僕の場合は、2回ほどで終了。
お代は、だいたい合計一万円くらいの本の代金と送料のみ。
この選書という作業大変だと思います。これだけでお金とっていいんじゃ無いかと思いました。
一生のうちに、読める本は限られます。つまらない本を読む時間は、減らしたい。読むならインパクトのある本がいい。
本のプロの方が、一人のために選んでくれる。こういうサービス、全国に広がるといいなと思います。
選ばれた本は、知ってはいたけど、読んで無いとか。まったく知らなかったもの。
どれも、楽しみです。