映画「浅田家」

 映画は映画館で見ることが好きです。大きなスクリーンで見るのは気持ちがいい。コロナで席がぎゅうぎゅうにならないのもいいですね。コロナ前でもぎゅうぎゅうになるような映画を見ることはなかったんですが。

「浅田家」です。

普通に面白かったです。写真家浅田政志さんの自伝のような映画ですね。面白いんだけど泣かせてくれます。写真家とはどういう人種なのかもよく伝わってきます。自分の思いに忠実に生きるってことが大切なんでしょうね。自分自身にピュアな人が多い気もします。ピュアじゃなければ写真家なんて務まらないとは思うけど。どこの世界にもいろんな人がいるのでざっくりのイメージです。

写真の持つ純粋な力が見た方に伝わると嬉しいなとも思いながら見てました。

嵐の二宮君は、演技派ですね。ジャニーズっぽくないし自然体な感じが好きですね。場面場面の表情の演技が素晴らしい。あとね黒木華さん、つかず離れずという心が繋がってる恋人役。良い味出してます。ブッきらぼうなんだけど根っこで繋がってるという役柄、うまく表現されてました。とてもいいです。

 この映画のテーマは家族写真です。浅田家のコスプレから始まる家族写真が、いろんな家庭のその家族らしい家族写真へ繋がっていいる。写真家は演出家でもあるということなんですね。
クライアントからインタビューするシーン、あの表情が大切。語りやすい雰囲気を作るのは写真家のコミュニケーション能力ですよね。結局、人を撮るということはコミュニケーション能力がすごく大切なんですね。解りきってることなんだけれど、これが難しい。

いい映画です。
是非是非。

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