お金の価値
昭和8年(1933年)その頃の大卒の初任給は70円だったそうです。
いろんな説があるんだけど、10年ごとの推移はこんな感じ
1970年(昭和45) 39,900
1980年(昭和55)114,500
1990年(平成 2)169,900
2000年(平成12)196,900
2010年(平成24)201,800
2021年(令和 3)226,000
2000年からは、微妙な伸び。もうちょっと詳しくみると、1993年の時点で19万を超えているようなので、ここ30年くらいは、それほどあがっていない。30年前のレコードの値段は2500円、CDに置きかわったけれど、3200円くらいで今も売ってるし、30年前と価格の違いを意識して話すこともない。自宅を建てた時のローンの利率は2%弱、その当時、これ以上下がることはないと、不動産屋は自信をもって言ってたけれど、それ以降も下がり、それ以上にはなることもなかった。
国内だけで見ていると、この問題点は解りずらいけれど、これ世界的な動きではない、というところに問題があるみたい。
国ごとの成長率、日本がまったく伸びていないというのは、大卒の初任給から想像はつく。でも他の国は、どんどん上がっているらしい。これ何が問題なのか?視点をちょっと変えてみると解ってくる。
国内でも、地方から出てくると都市の物価は高いと思うけれど、それにみあった収入が得られる仕事がそこにはあるということ。そういう人たちがそこにいるということ。これを世界という枠で見てみると、日本は、どんどん地方に分類されちゃうという見方。マクドナルドのビッグマックの値段が、日本の倍という報道に、そんな国に住みたくないという発言を若者から聞いた。でもアメリカの大多数の人達は、それを補える所得があるということ。
30年より以前の日本は、毎年毎年そうなってたわけです。国内でも地方から都市部へ人が流れるように、日本から海外へ仕事を求めるって流れになるんだろうなということ。もちろん全ての人がそうではないのは地方でも同じこと。けれど、優秀だと言われる人ほどその傾向が強い。それがもう始まってしまってるということなんだと思います。残念だけど。
コロナ対策にお金が大量に刷られて、そのお金があり余って株価を押し上げているという事実。お金を刷ると日本は貧乏になるのか?二千万ないと老後が危ないと言いながら日本の借金額は、一人当たり一千万を超えるらしい。
お金ってなんだろう?と思わずにはいられない。