中学生時代とマージ―ビート
どこで調べたのか?自宅に中学校の同窓会案内が届いた。
中学卒業と同時に、別の街に引っ越し、そこからもいくつか住居をて変えてるので、届いたことにちょっとびっくり。
中学? 残念なことに、なんだか思い出らしきものを、ほとんど思い出せない。
校舎やら、グランドや、学校の廊下、窓から見える風景、それくらい。
何人か顔が浮かんだ友達とも疎遠のまま。これは困った。
中学時代が暗黒で、思い出したくもないことがあったとか、一切ない。
たぶん、平穏に、普通に過ごしてたと思うから、思い出せばそれなりに楽しいこともあったとは思う。
小学生や高校生の頃のことは、中学時代とは比べ物にならないくらいよく覚えてる。
小学生時代は、ソフトボールで、大阪府の大会で優勝したりとか、習い事でやってた剣道で、それなりに大会では上位だったとか。病気になった友達の家へ、プリントを持って行ったりとか。バドミントンの校内の大会で優勝しちゃったりとか。バスケットボールを授業でやったときに、助っ人で入った先生が、何気に出してくれたロングパスが、それまで見たことのない軌道で、球技に興味をもったりとか。友達が夏休みグランドを走ってる時に、倒れ、そのまま亡くなってまい、卒業文集に彼のことを書いたこととか。少し空想すると、どんどん出てくる。
高校生の頃は、部活の夏練習で、ぶっ倒れたこととか。音楽が好きでFM放送に夢中になったり、ギターを始めて、バンドで人前で演奏したり。海が好きなんだと漠然と気づき、船員になりたいとか、旅が好きなんだと知ったのは高校生の頃。恋やらの青春もあった。なんだか懐かしい。
で、本題の中学生。小学生、高校生の頃のような思いでが、ほぼ出てこなかった。
ふと記憶の断片から、ビートルズと、カーペンターズを知って体中に電気が走る感覚を味わったのは、確か中学の頃だったことがふと過ぎる。
そのビートルズの存在を教えてくれた友達のこととか、カーベンターズのカセットテープを貸してくれたこととか。連鎖的に思い出した。それは、後の人生にとっても大きな影響を与えてくれたんだけど・・。
ただ、それくらいかな。
中学生って、とっても中途半端だったんだと思うんです。
小学生は、なんだかわからんけど、集団生活って何?を教わって、多様性を知ることで、小さな世界から少しだけ広い世界へ飛び出した時期だったし。高校生は、背伸びしながらも大人としての扉を開ける助走開始の時期だったんだと今は思う。
大人になる事って、地理的にも、知識的にも、交友関係も、大きく広がっていくこと。
今は、そう思う。
自分が中学生の時って、やっぱ中途半端だなと。
結局、送別会には行けなかったんだけど、後日、誘いを受けて、これまた同級生がやってるお店に、10数人が集まってくれた。
最初は、顔も名前も思い出せないんだけど、ジワジワと記憶の中に浮かび出した。
なんかね、懐かしかったなぁ。
中途半端ではあったけれど、それなりにちゃんと中学生をやってたみたい。
お開きになった帰り道、ふとビートルズが聴きたくなってた。
いい時間でした。