神戸にて

先日、医療情報学連合大会という学会に参加。医療のデータをどう活用していくのか?ということを医療に関わるさまざまな役割の国や民間の知見者が、情報発信し課題やら状況を共有して意見交換する。いわゆる学会というイベント。日本の最先端の情報がまとまって入手出来るし、新しい発見もあって、どちらかというと好き。

日本の医療データの二次的、3次元的に活用するノウハウもプラットフォームも海外の先進国に比べると遅れまくりなのは有名な話し。例えば病院から紹介状書いてもらって別の病院に行く。だいたいが紙・・。ちゃんと状況が書き込まれてることは、ほぼない。他国だと、電子カルテの情報共有が進んでいるので、患者が望めばちゃんと情報は引き継がれる。それに紹介した側のドクターは、紹介先で患者がどうなったのか知りたいと思っても、知る術がく、お見舞いにいって確認したりと。古典的なことを未だにやってるのが日本の実情。そんな問題をなんとかしようと医療DXの掛け声のもと、国がやる気にはなっているようには見えるけど、核になるマイナンバー制度は、レベルの低いセキュリティの問題が多発していてなかなか勢いがつかない。とまぁこんな課題解決に頑張ってる人達がいるけれど、なかなかねうまくいかない。

マスメディアには、もっと声高に問題を広めてほしいと思うし。こういう話にまったく関心を持たない医療従事者も多い。

日本経済の競争力がどんどん弱まってしまって、円安とか国民の給与が上がらない問題とか、年金の話し、少子化のこと、そして医療の問題。お国がやることなすことの、どんくささが、浮き彫りになってます。

これ国だけの問題ではない気がするのは気のせいかなと。

そんなこと思いながら電車に揺られてました。

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