日本カメラ休刊と聞いて

アサヒカメラが休刊になって以降、日本カメラは大丈夫だろうか?と気にする人は多かったです。休刊の知らせを聞いて残念だと思う感情とやはりそうかと。カメラ雑誌に限らず紙の媒体が売れてない。新聞の発行部数も恐ろしい勢いで減少中。文字を読むという行為は、画面で無料で読むことが一般的になってしまい。お金を払って所有するものでは無くなってしまったんでしょうね。アウトドア系の紙の雑誌は付録を付けたりデジタル版では読めない記事を掲載してたり、差別化を図る工夫をしています。カメラ雑誌はどうなんだろう?
 馴染みのお店が閉店になる時に、上がる惜しむ声。その声をあげた人は、そのお店に何度も通ったんだろうか? 足繁く通う人が多ければお店は潰れない。雑誌もそう。休刊と聞いて惜しむ声は上がる。でも雑誌買ってますか?って質問したい。皆が買ってれば休刊にはならない。そういう僕も日常的に雑誌は買わなくなりました。応援したいと思っていてもです。
写真を綺麗に撮ることはもはや誰でも出来るようになり、浪費される写真が多い中、写真の業界って、変わらなくちゃいけないと。でもどう変われば?写真家として活動していると考えることも多いです。
日本カメラの最新号(次が最後)を見てます。誰に向けた雑誌なんだろう? 紙面をパラパラめくるにつれ混乱してしまいます。写真が好き、カメラが好きと言っても多種多様。いろんな層に向けての紙面作りなんだとわかります。 僕は、カメラ機材についてはあまり興味がない。コンテストの入賞作品もそう。必要になった時に調べればいいと思っているから。それよりも写真家が何を見て何を感じ、どう表現しようとしているのか? 苦労話含めて写真家の価値観を知りたいと思う。でも、それはこの雑誌では叶えられない・・。なので僕は顧客層から外れてると思う。カメラ雑誌って基本のベースは、昔から変わって無い気がします。生き方が多様になり、写真に対する価値観も多様になると万人に向けたものが弱まっていくのは致し方ないんだろうと思います。
何か方法は無かったんだろうか?・・寂しいですね。

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