「安井仲治 僕の大切な写真」展

兵庫県立美術館

1903-1942 38歳でこの世を去った写真家

展示を観た後、図録をずっと観てます。いやはやハマりました。

不思議と古臭さを感じずに新鮮に見えるんです。もちろん、時代を感じる服装や建物が映り込んでる写真もあります。そしてモノクロ。

でも新鮮。
海外の美術も勉強していたようで、所有されていたピカソのゲルニカの図録の展示もありました。

興味を引いた写真は、1枚や2枚ではなかったんですが、幼い子のポートレートを、「スケッチ」という名前をつけた2枚。

そうかぁ、スケッチかぁ。写真に、とってもマッチしてこのタイトルの付け方にビビッと来ました。
「スケッチ」というキーワードで、ポートレートを撮るのは面白そうですね。

ポートレート、風景、静物画、多重露光、なんでもあります。いろんな技法を試していたことは、バリエーションの多い作品から解ります。探究心が半端なかったようですね。
38歳かぁ。惜しいですね。

帰りの車の中、ラジオから、ビートルズが流れてきました。数多い曲は、全てが新しくて斬新。いまだに色褪せない。
あっそうか、安井仲治さんの中に、ビートルズを感じた。

これから、ビートルズと聞くと、安井仲治さんを思い出すんだろうなって思います。


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