ー融合ー 大町憲治写真展・蒔絵師の視点 PartⅣ

京都写真美術館


僕の個展を観にきていただいたことがきっかけで知り合いになりました。蒔絵師として活躍されている大町さんの写真展。すでにアーティストとして実績を重ねられていて写真はまだまだと謙遜されてましたが、作品は素晴らしい。作品を全て同サイズに揃えられていて、スッキリと整頓されていて観やすかったです。

額の中に写真をモノクロで背景にして、ひとまわり小さなカラー写真を上に重ねる、ちょっと変わったスタイル。写真の上に何やら光るものが重ねられていて、キラキラと輝き、いいアクセントになってました。聞くとサファイヤらしい。写真家は、こういう手法は取らないだろうし、こんな発想もしないと思います。写真作品として認めない人もいるかもしれない。

でもアート作品ってこれでいいと思うんですよね。作りたいものを作る視点と、「あれ?これいいかも」と観る人の視点を想像しながら作品を作る。作品を買っていただくことに、こだわって作品作りをされていること。何より作品が良いんですから、それで良いんじゃないでしょうか。

僕は写真の可能性を感じてました。
「融合」ってタイトルもなるほどなと。
花の写真が多かったんですが、都市の夜景をこのスタイルで作品化すると面白いだろうなと。
僕の中でイメージが膨らむ、素敵な時間と空間でした。

コンパクトカメラのピントが甘い・・・。

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