昼の学校 夜の学校+ 森山大道

写真集ではなく、談話集ですね。2003年と2004年に大学と専門学校で講演した時のモノ。+は、それに2011年の談話を追加したという書籍です。
参加者から質問を受け付けて、森山大道が回答すると言う形で進行していきます。ざっと斜め読みをした部分もありますが、森山大道さんの自分にブレない姿勢は気持ちいい。好き嫌いもはっきりしていて、それをきちんと説明出来てる。サラリーマンとはほど遠い人です。会議中にふらっとどこかへ行っちゃう気がします。「あっこの場には俺要らない。必要になったら呼んで」とか言いながら。サラリーマンなんて望んでないと思うから、どうでもいいことですが・・。とはいえ、周りの人への配慮に長けた人だなとも感じました。それくらい出来ないと、こんなには有名にはなってないんでしょう。
それにしても、この語り口はライブ感があります。何度も繰り返し話される話題も多いですが、技術的なこともきちんと丁寧に、また解らないことも正直に話されてます。語りに無理がないので、スラスラ入ってくる。教えてあげたいと言うよりは、私の経験はこうです。そしてこう考えた。それを聞いて、皆さんが何か感じてくれえばいい。そんなスタンスで語られています。

なんかかっこいい。

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