グランマ・モーゼス展

グランマ・モーゼス 1860−1961  アメリカ生まれ
アメリカ人なら、知らない人はいないと言われる国民的画家だそうです。リュウマチで動かなくなってからリハビリのために70台で絵を描き始め、80才で初個展。100才まで描き続けたそうですね。人生100年時代の大先輩です。
展示の最初に、刺繍の絵。これが素晴らしい。フォークアートという分類になるそうです。フォークアートは労働者によって生み出された実用的で装飾的なモノも含まれるらしく、鍋敷とか暖簾とかを想像したんですが、どうでしょうか? 絵画はこの刺繍アートかと思うほど、そんなタッチで描かれてます。モーゼスおばさんの絵は、白がとってもいい。冬の雪のシーンが得意らしいんですが、よく解ります。冬の絵が視界に入ると他の絵をすっ飛ばして見に行きたくなるくらい衝撃ありました。クリスマスの時期には、モーゼスさんの絵を世に知らしめたアメリカの大手デパートにモーゼスさんの絵が溢れたんでしょうね。すごく解ります。
ほとんどの建物が右に傾いているのは、わざとなのか、味なのかは解りませんが、僕は普通に写真を撮ると左下りになってしまうので、親近感湧きました。

ただ展覧会全体を通して感じたのは、絵画としては僕の好みではなかったです。好みの問題なので、受ける方には受けると思います。会場で見かけた入場者は女性ばかり。わかる気がします・・。

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