写真家も同じかな

日経新聞に掲載されていた絵本作家「いせひでこ」さんのエッセイ。いせひでこさんの絵本は、自宅にも何冊かあって、わざわざ展覧会へ足を運んだこともあるくらい好きです。新聞に名前を見つけて嬉しくなって読んでみました。その中にこんなフレーズが。

「私が絵本を描きたいと思う時、テーマはまだ大地の下。なぜ惹かれるのか、わからないままモチーフにこだわり続けると、スケッチから小さな物語のタネが生まれ、ある日突然、水が染み出すように「伝えたかったこと」が浮かび上がってくる。」

これ、とても解ります。なぜ惹かれているのか?写真を撮りたいと衝動的に思った理由が、後からはっきりする。むしろ、そっちの方が多いと思う。いまだに、なぜこんな光景に惹かれるのか? 明確に言葉に出来ないテーマも多いですから。

作家ってそういうものなんだなと、ちょっと安心しました。
撮る意味をずっとずっと考えてる。
この考える深さが作品にも影響を与えてる気がします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする