心と言葉が一致すること

夏井いつきさんが、こんなことを言っていた。

「教師をしていた頃、言いたいことを伝わる言葉に出来ず、別の意味に捉えられ苦労していた子供達をたくさん見てきた。大人になって苦労しないよう、言葉を使えるようにしてあげたいと思った。」

テレビでタレントが作る俳句を添削し、驚きの俳句に仕立てあげる夏井いつきさん。俳句という17音に込める神がかり的な言葉の選択は、こんなところから生まれたんだと感心してしまった。

「言葉の選び方は、センスもあるかもしれないけれど、技術です」
ときっぱりと言われていた。

なるほど。

言いたいことがきちんと伝えられる技術は、確かに必要で、言葉の重要性は、僕も痛感している。でもその場を取り繕う言葉を使う人が、いかに多いことか。その人の過去の行いや言動から、その人に近い人は、それが自分を大きく見せたり、取り入れられるようとしたりする偽善的な言葉で、心とは別の言葉だと気づいているし、信用もしていない。でも言葉だけが取り上げられてその人物像を作り上げられるのは、よくある話。

夏井さんのドキュメンタリーを見ていて、心で思ったことを伝える技術も必要。それに加えて、誰に見られても恥じない心を磨くことも重要なんだぞと自分に言い聞かせてました。

伝えたいことが伝わる写真は、きっと心を磨き上げることも重要なんだろうね。

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