植田正治写真美術館
過去2回はバイクで、今回は車で行ってきました。大山が目の前のロケーション、外観もとてもユニークで代表作「少女四態」をモチーフにしているとか。日本の美術館は、企画展としていろんな美術館から借りてきたモノで構成されることが多い箱貸しの形態が多いんですが、個人の作品だけが展示される世界では当たり前、日本では稀な大型の写真美術館です。そこにいけば植田正治さんが見れる。こういう美術館日本に増えて欲しいと切に願います。
植田さんの写真は、演出写真と言われるスナップショットとは対極の撮り方をされてます。鳥取という土地柄か砂浜バックに人やモノをオブジェのように配して、全体のバランスを調整しながら撮影をする。植田調という名前で知られる作風です。植田さんの写真を見ていると構図を大切にされていたことが解ります。ボケに逃げる撮り方は皆無。遠目で写真を見ても完成している写真ですね。なかなか撮れないから素晴らしいです。今回は「異国にて、植田正治と海外」というテーマで企画されてました。やはり構図が主ですね。それと人。人を撮ることが好きなんでしょうね。でもどこかさらっとしてるのは不思議です。このコロナので蒸し暑い季節を植田さんはどう撮るのか? すごく興味があります。
パリの写真もありましたが、ネガの中にエッフェル塔の写真は一枚も無かったという説明文に、妙に納得してしまいました。
帰りに境港の砂浜でスナップ。砂浜が近くにある生活憧れます。