KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2020

友人に誘われて京都グラフィー行ってきました。京都市内の様々な場所で写真が展示される壮大な祭典。のはずなんですが、京都の人ですらその存在に気付いてないような。コロナの影響で観光客は激減している中です。それでもGOTOキャンペーンが始まり、京都市内は海外の方を見ることは少なかったけれども、それなりに観光客は戻りつつある状態。存続事態が危ういと聞いてた通り盛り上がってる感じはなかったですね。
 このイベント目当てに京都に行きましたが、パンフレットを見なければどこで開催されてるのかは、残念ながら解らないと思います。
とは言え写真の展示は、とっても見応えがあって楽しめますから写真好きの方は是非是非。

 写真の見方って大きくは二つ。一つは写真そのものを見て感じること。そのままですね。写真を見て自分の感性を刺激しながら楽しもうってこと。想像力を掻き立てる作品とか、見たこともない作品とか、僕は抽象的な作品に惹かれる傾向があります。写真そのものをじっと見て何が写ってるんだろう? これはなんだろう? これ見て何を感じたか? この写真を撮ろうと思った理由は? 匂いはと? もう思いつくまま想像してみる。これは絵画を見続けてる時に自分なりに編み出した見方。そうすると作品にグッと入っていけるんです。美術館ではこの浮かんだことをメモすることが多いですね。後から見返すと、あっこんなこと考えてたんだって楽しめるから。

 もう一つはその写真の背景を探りながら見ること。作家のステートメントや作家の生い立ちもヒントになります。そんなフィルターを通して作品を見てみるとまた違った見え方がする。作品を生み出した時代背景も探ったりするとさらに面白い。 その作品や作家が好きになるとその作家の情報がどんどん入ってきて、それを知らない時の自分には戻れないんです。自分自身の変化も楽しむためにもメモして懐かしんでます。
 こんな作業を写真を見るたび自然とやるようになりました。自分なりの好き嫌い、自分なりのモノの見方が固まり、また壊れ、また出来る。これが自分の写真に生きてくると思うんですね。京都って素晴らしいロケーションの中、このお祭りがずっと続く文化になることを願います。写真を見るって楽しいですから。

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