感情の記憶

学生の頃から、今も、暗記力には、まったく自信がありません。

暗記系の学科はことごとく苦手で、連想することでなんとか、回答を絞り出してました。ただ、あの時はきつかったとか、面白かったとか、感動したとか。そういう感情の記憶は、鮮明に覚えてることが多いんです。なぜ、嬉しかったのか? 何が面白かったのか? 後から絞りだして連想して思い出すし、思い出せないことも多い。

そんなことないですか?

感情の記憶って、記憶の別の回路なんじゃないかと思ってしまいます。

逆に、絵画を見て、衝撃を受けた経験は、何度もあって
ゴッホの「夜のカフェテラス」の鮮やかな黄色に魅了されたとか。
オランジュリー美術館で観た、モネの睡蓮は、自然光の太陽の位置で見え方が変わってハッとしたとか。
佐伯雄三さんの絵を始めて観た時のドキドキとか。
シスレーの空の色は、いつでも思い出せたり。

何を観て、そう思ったのかを、鮮明に覚えてるんです。

これも凄かったなぁって感情の記憶があって、それに連想することを強烈に覚えてるので、スラスラでてくる。多分、私にとっての強烈な印象が、アートの場合に、多いってことなんでしょうね。

写真を撮っていても、あっ この光景いいぞって思う瞬間はあります。
その瞬間に立ち会うために、カメラを持ってるんだと思うし。
そういう時の写真は、やはり覚えてるんです、撮った時の気持ちと一緒にその写真も。
写真を見返して、まったく思い出せない時もあります。
そういう写真は、気持ちが入ってなくて、良い写真だなと思うことが少ない気がします。

そういうもんなのかなと・・。

みなさんは、どうですか?

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