バイクは好きだけれど

「バイクのある風景」富士フィルムフォトサロン大阪

すんごい楽しみにしてました。
バイク雑談のアウトライダーが休刊になり、バイク雑誌を全く見なくなり、バイク絡みの素敵な写真に飢えていたんです。

が、全然楽しくない。
感激も驚きも感情が全くピクりとしない。
自分でも、この感覚は驚きでした。
写真は普通に綺麗です。

バイク乗りだと思われる人達が見にきてるようです。写真を撮られた方だと思われる人とも談笑もされてます。いつもなら、近寄って話したい気分になるし、そうするんですが、その気にならない。


困りました。
逆に、今、声を掛けられたら、もっと困る。


一通り見て自分のこの感覚はなんなのか?

バイクが好きで一年中乗ってます。
バイクで日本中旅もしました。
今もガレージに3台のバイクがあります。
これだけ乗ってても毎回、非日常感を味わえるんです。
バイクの何が好きか? 

僕はバイクを見て楽しむという趣味はあまりない。バイクに乗ってる時の疾走感やヘルメット越しに流れる風景、風の音、匂い。体を通して感じる全てをひっくるめてバイクに乗ることが好き。

バイクにはカメラを積んで行きますが、写真を撮るためだにバイクに乗ることは、あまりないし、写真を一枚も撮らないこともある。

でも、満足なんです。


この写真展、それぞれのライダーにはドラマがあったはず。でもそれが僕には伝わらなかった。


バイクって、楽しいだけではなく、辛いことも多い。危ないと思うシーンも経験してるはず。雨や風の影響ももろに受けます。そんな泥臭い部分もひっくるめてバイクなんだけど、それは感じない。

風景写真としてはよく出来てると思うんだけど、バイクを絡めてしまうと、バイクに求める自分の価値観が写真に見えないと、ちょっと違うぞってなったんだと思います。


写真はどれも素敵なモノでした。

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