フェミニズムってなんですか?

Wikipediaによると:フェミニズム: feminism)とは、女性解放思想、およびこの思想に基づく社会運動の総称であり[1]政治制度、文化慣習、社会動向などのもとに生じる性別による格差、性差別に影響されず男女が平等権利を行使できる社会の実現を目的とする思想または運動である。男女同権主義に基づく、女権拡張主義、女性尊重主義である

「フェミニズムってなんですか?」って書籍の発刊イベントに誘われて本は未読の状態で参加させてもらいました。大きな流れとして一般的に、男女平等、男女同権という思想は、表面的には目指すべきこととして確立していると思う。でも女性の声を聞いていると、「そうは言うけど、そうはなってないよね。例えばこんなことが・・」というコメントの数々。

そもそもフェミニズムってなんだ?ってところからセッションは始まるんだけれど、著書の中では、こう定義してます。

その1 改革の対象は社会/文化/制度であると認識すること
その2 あえて空気を読もうとせずに、おかしいことをおかしいと思う(言う)こと。
その3 フェミニズムは、あらゆる女性たちのものであると認めること。

その1の改革対象は・・で僕はポカーンとなりました。僕は、フェミニズムの定義を誤解していたようです。既に完結している事象ではなく変化を促す動的なアクションを起こすトリガーとして定義しているらしい。そう理解してから話がスッーと入ってきましたから、多分そうかと。つまり、女性であることで被る不条理や矛盾を、全ての女性の問題と認識し解決出来る仕組みに変えるトリガーとしよう。そんな視点です。

イベントは二時間。著者の清水晶子さん。このイベント会場の主である小さな街の本屋「隆祥館書店」の二村知子さん、この方は元シンクロの代表選手。それに翻訳家でライターそれに僕の友人である実川元子さんが聞き手となって進行する豪華なトークセッション。



いやはや面白かったです。
普段、この手の話題になることはまずないですから。



聴きながら思った僕の感想はこうです。

時代が変わった今では、女性が外で仕事をすることや男性が家事をすることは、もはや普通のことだけれど思想や制度が追いついていないことで発生する問題は、女性と男性では、捉え方の本質や温度が違うんだろうなと。

そもそも、こういう問題、男性にはないんだろか? 男性であることで被る不条理ってなんだ? 男なんだからと言うことで不都合を感じたこと、正直浮かばなかったです。と同時にこんなことが浮かんだ。男の集団に一人の女性が入っても、女性は活躍できる。逆に女性の集団に、一人の男性では萎縮する。そんなイメージを自分が持っていたこと。
でも、これ僕の偏見だなと思ったんです。女性は強いと思う身勝手な視点で見るから、そう思うだけで、女性だって萎縮して逃げ出したい場面もあるはず。でも逃げることが出来ない状態で頑張ってるだけとか。男性目線で築かれた制度で生活している男性には、気がつけないことも多いんだろうなと。

女性がいると会議が長くなると発言して失脚した元総理。いやいや、会議をぶち壊す男性も多いんだけどと思った男性も多いはず。でも女性として生きた経験がないので、そう言われた時の嫌な気持ちの度合いは、男と女ではずいぶんと違うんだろうなとも思いました。

男性と女性の関係って、基本的に、男が上で女が下ってベースがあるんですね。同様なことに人種の問題。権力者とそれに従わざる得ない人達の問題。会社という小さな社会の中でも上下関係にまつわる問題。その環境で起こる本質的な問題は、上の立場だと捉える人間には理解しずらいし気がつきにくい。だからこそ、懸命に理解する努力が必要なんだろう。とても難しいことだけどそう思います。

制度を変えることは、いろんなしがらみがまとわりついて、いつの時代でも簡単ではないし、万人に受け入れられる制度にはならないだろうけど、それに向けて努力すること。そこに課題があると共有することで気持ちが軽くなることもあるんだろうなという気づきもありました。

女性が個人の問題だと捉え声を上げられなかったことを、同じ悩みを持つ女性が多数いることを知ることで勇気づけられたとの発言は、とても重い言葉として、僕には響きました。

男として、できることってなんだろう? 理解する努力を継続することなんでしょう。
それに、すぐに出来ることって、この本を、多くの男性に読ませることなんだろうね
早速、宣伝してみよう。

いいイベントに参加させてもらいました。
関係者の皆さん、ありがとうございました。

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