DNSって何?
SNSで大阪マラソンに関する投稿を見ていると、やたらと「DNS」って言葉が目に付くようになりました。
昨日届いた大会からのメールだと大阪マラソンは開催する模様。参加者全員PCR検査が必須で。普通に医療機関で検査すると2万円はかかる。無料でやってくれる場所はほぼ予約が取れない。出来ない人はマラソンの受付会場のインテックス大阪で無料で検査をやってくれると記載がありました。大混雑でしょうね。
このコロナの状況で、大会3週間前、PCR検査必須、参加者からは「DNS」の投稿多発。
PCR検査は予想の範疇でした。ただPCR検査してまでオミクロンの感染者数が増え続ける中、ほんとに走って良いのか?って疑問が日々増してます。
初めてのマラソン大会に出て、マラソンは自分との戦いだって心底思いました。一昔前は、河川敷や田舎の人通りの少ないコースを走る大会が一般的。スタート地点はそれなりに人がいて声援もある。500メートルも走ると、ランナーの足音と息遣いしか聞こえなくなり、これがずっと続く。給食の場所で若干の声援があるけれど、また足音だけの世界に戻る。マラソンが過酷でシュールな印象だと、この時に出来上がりました。それから何度か大会には出たけれど、その印象は変わらないまま。
ところが、東京赴任の一年目(2011年だったか)に運よく東京マラソンに当選して、走ってみたらお祭りでした。給食の種類も賑やかで、沿道にはずっーと人がいて、応援のスケールも凄い。スタート地点の参加者の多さは、ゴールまで変わらず孤独感は無い。30キロ過ぎて、ヘロヘロの時に、全然知らない人が頑張れって声かけてくれる。これは嬉しいし楽しい。最後まで頑張る力になったし感動もしてた。マラソンって辛いスポーツなんだけど、実は楽しい。じゃなきゃお金払ってまでニコニコ走ってる人がこんなに集まるはずがない。東京マラソン以降、都市のマラソンが激増。同じ走るなら楽しい大会の方が良いから、都市の大会が人気なのは納得できます。
今回は初めて当選した大阪マラソン。ものすごく楽しみなんです、いや楽しみだったです。普段走れない御堂筋とか、車道を走る気持ち良さは想像しても楽しそう。東京よりも親近感あるし賑やかそうだし。でもコロナの影響で沿道の応援はご遠慮くださいとある。ドリンクやおやつ、給食の種類はみた限り質素。開催されれば沿道には少なからず人が溢れると思います。走る側は申し訳ない気持ちで走ることになりそう。少なくとも僕はそう。楽しいはずの大会なのに、なんとも残念な歯がゆい気持ち。
この大会は誰得なんだろう?って考えると、陸上競技の世界では一般的な用語らしい「DNS」「Did not start」「不参加」って投稿が増えるのも、とってもよく解ります。
せっかくなら気持ちよく沿道の声援を受けながら、走りたい。
来年参加できるなら今回は、僕もDNSしようと思います。
でも来年参加できるのか?
わからないから迷ってます。
年末崩した体調も戻ってきたので、頑張って走りたいって気持ちも・・・。