永遠のソール・ライター

ニューヨークが生んだ伝説の写真家・アンコール開催 Bunkamura ザ・ミュージアム

 コロナの影響で、会期途中で終了したソールライターの写真展が、復活。中断前に1度観てますが、改めて観に行ってきました。何度見ても飽きないくらい、好き。中断前と展示されている写真は同じなんですが、展示の並びが変わり、今回の方が見やすいと感じました。 モノクロ写真から始まり、よく知られているカラー写真へ展開される構成。モノクロをじっくり見ててあることに気づきました。構図はすでにカラーを意識していたんだということ。ガラスの映り込みとか、人物の配置とか、モノクロの頃から構図が変わってないですね。
 ソール・ライターは言葉が哲学的で、写真集を見て、言葉を読むのも楽しい。
スニペットと名付けた、プリントした写真を名刺サイズくらいの大きさに切り取った何十枚の写真は、カジュアルな雰囲気も手伝って興味深くみれました。
映画のDVDを持ってるので、また見てみたくなった。

 この展示作品の中で No123パリ の写真が印象に残ってます。カフェの室内をガラス越しに捉え、女性が何かを書いてる。ガラスにはソールライター 自身も映り込んでる。どこにでもあるような風景なんだけどいいです。 何かに夢中になってる人の姿は美しいなと思うことがあります。その夢中さを邪魔するようでカメラを向けることができない。でも勇気を持ってそんな写真にトライしてみようかなと思えた写真でもあります。
ソールライター  やっぱ好きです。

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