雨の日に「天気の子」を観る
このところ、ずっと雨です。高気圧が邪魔して雨をもたらす前線が停滞しちゃっているかららしい。中学の頃、学校の課題で天気図を描きました。毎日定刻に、呪文のようにNHKラジオから流れる各地の気圧を白紙の日本地図に書き写し、そこから同じ気圧を線で結び見慣れた天気図を書き起こす作業。慣れれば、苦もなく描けるようになるんだけれど、作業は機会的で退屈。あの頃は、新聞の小さな天気予報でしか知る術がなかったから、そんな作業も授業であったんだろうなと。確かに天候の動きに対してはとても敏感になれた気もしてましたから。さて雨の中、新海誠作の「天気の子」観ました。劇場で見たことがあるので2回目。深海誠は、雲をとても綺麗に表現する。この作品のテーマは天気。晴れの絵がとても美しいから、ずっと続く雨のシーンが生きてる気がします。窓の外は雨、映画の中も、ずっと雨。ただジメッとした雨じゃないように見えるのが救い。でもストーリー的には、この雨はやまず、東京の街を沈めるほど雨が降り続く設定です。いやはや、すごい設定にしたもんですね。
見終わった頃に、また土砂降りの音が。
3年も降り止まない雨なら嫌だな・・。