すずめの戸締り
市のホールの前には、成人式ではなく「二十歳の集い」に若者が、わんさか集まってました。正装するのは節目として、とてもいいことだと思う。高価な服を着る必要はなくて、ジーンズでも、その人らしい清潔感を持って、出席すればいいと思ってます。ただ、どこかの歌舞伎役者ばりの身なりをしたり、目立つだけの装いって、中身が薄くカッコ悪いイメジを持ってしまって、とても滑稽に見えるんです・・。時代と共に、価値観は変わるものだから、ウダウダいうことでもないですね。
ただ成人式に、警察官が安全のために警備するっていつから普通の光景になったんでしょう・・。
さて映画です。
新海誠さんは、この映画で何を伝えたかったのか? 「君の名は」「天気の子」に続く「すずめの戸締り」天災をテーマに、それを映画のバックボーンとする比重がどんどん増してる気がします。相変わらず、水、雨のシーンは、大きなスクリーンで観て良かったと思える出来栄え。反対に人物の描写が、どこか野暮ったくてそっけない印象の絵が多いのも、いつもの新海風ではあります。
新海さんが、凄いなぁって思うのは、アイデアの秀逸さ。このストーリーを考えついてしまう創造力には、ため息しか出ない。
天災? 人災?
新海誠さんって、古風なしきたりや習わしをとても大切にしてると思うんです。
映画を見ている客層が、年齢層高めに思えたのも、そんなところが、一因としてあるのかなと。
二十歳の集いに出た若者が、この映画を見て、どう思うのか?すごい興味があります。