さよなら、野口健

ネガティブな暴露本かなと思ってました。

野口健さんの講演を聞いたことがあります。1時間の予定がなぜか1時間半。とにかく、ずっと話してて、台本なんてなく、ただただ話したいことを話しているんだけれど、引き込まれます。

言葉は悪いけれど、悪意があれはペテン師になれる話術だなと。ただ話していることの本気さが伝わってくるというか、言葉に熱がある。それに話していることは、遠くない未来に実現しちゃうんだろうなと、思わせる雰囲気もある。

ある種の宗教かもしれないですね。

この書籍、野口さんの元で働かれていた方が、書かれてます。

野口さんの人となり弱さ、そしてご自身の葛藤をあから様に表現されていて、なんだなんだと一気に読み終えてしまいました。

野口さん、敵も多いんだろうなとは想像もつく。でも、応援してる人も多いと思う。サラリーマンやってたら、まず、お目に掛かれない人だと思います。

本人も知られたくないことも書かれたこの書籍、なんと野口さんも一緒になって宣伝してます。

すごい人ですほんと。

読後感が、とっても心地よかったのは、作者と野口さんの絆を根底に感じるからなんでしょうね。

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