オシムの遺産

島沢優子著

一気に読んでしまった。

読み終えるのが、もったいないなと思うほど気持ちよかった。

サッカー日本代表監督だったオシムさんと関わりを持った方々のインタビュー記事。数あるオシムさん関連との違いは、著者の島沢さんが、オシムさんとの交流がないこと。その視点が新鮮だったのと、ここに書かれた方全ての人生を変えてしまったオシムさんの偉大さは読んでて痛快でした。

ひとりのサッカー好きとして、オシムさんのサッカーは、見ていて楽しかった。それに漏れ伝わってくるオシムさんの言葉の重みは、とても面白くてオシムさんの記事は当時楽しみに、読んでました。

この書籍では初めて知ることも多くて、あらためてすごい監督だったんだなと。

監督は技術や体力では敵わない。選手が思い付かないアイデアを提示することで、選手との信頼関係を築くんだとか。

子供からの質問で、リフティングを100回出来ません。どうすれば、うまくできるようになりますか?と聞かれたオシムさん 

「そんな練習はやめなさい。試合でリフティングを100回することがありますか? もっと他の練習をやりなさいと」

禅問答みたいな話も。

内容が、いちいち腑に落ちるから、もっと話を聞いてみたいと思うんですね。

ナイスな本でした。

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