発明者
長い間技術系のビジネスマンをしています。その恩恵という訳ではないんですが、2件のビジネス系特許の発明者になってます。私の頭の中に浮かんだ構想を製品に反映。それを特許取得したということ。
特許を取得すると競合他社の先へ行けるという強みがある一方。特許を取るという行為に時間と労力を割かれます。自分一人で出来ない訳ではないけれど、その筋に詳しい弁理士さんにお願いした方が効果的です。当然のことながらお願いする上で莫大な費用が掛かります。
今朝の新聞に、特許出願の手数料の見直しに着手するとあります。各国の手数料に比べ日本が割安だということと、特許庁の特許関連の会計が赤字続きが理由で、引き上げの方向で検討が始まるとのこと。
ただでさえ日本の特許出願率は諸外国に比べ低い。特許を促進するために手数料を引き下げていたが、効果的ではなかったということですね。
当たり前です。特許出願までに至るお役所的な資料作成の煩雑さに時間がかかりすぎる。そこにコストがかかってるんですから。
体力のない企業は、特許取得に後ろ向きという声も聞きます。特許を取ればビジネスが安泰になる保証はありませんから。でも特許は大企業ではなく、中小、個人事業主にこそ、必要な知的財産を守る武器なんですが・・。
コロナの影響で収入が激減した方は多いです。お金は湯水のようにあるわけではない。でも何兆円という単位の予算が追加されましたという報道を聞くと、お金ってなんなんだろう?という疑問が湧いてきます。