なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館へ行くのか?

この長いタイトルに、そそられて買ってしまった。商品名って大事です。世界のエリートが、ほんとに美術館へ行ってるのか?という疑問は拭えないにしても、この書籍の方法で鑑賞すれば、ビジネスに対する本質的な見方は変わると思いました。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)で採用されているビジュアルシンキングカリキュラム(VTC) その後名称が変わったビジュアルシンキングストラテジー(VTS)のメソッドに沿って書かれてると紹介されてます。
作品を見て何を感じ、何を考えるか?に重点を置かれてます。「見る、考える、話す、聴く」を駆使しながら作品鑑賞

アート作品:作品そのモノ

アート;作品と鑑賞者の間に起こるコミュニケーションそのもの。

美術館の一枚の絵を鑑賞する時間は10秒以内

ギャラリートーク、音声ガイドを聞いてもほとんどの人が、覚えてないらしいです。
 この書籍ではアートの定義はコミュニケーションとあります。なるほどですね。アートはこれまでの通説を覆すモノの見方を作者が提示するモノだと僕は定義してます。いろんな定義があって、それだけで議論が出来てしまうほど解釈は幅広いです。試しに周りの人に訪ねてみてください。面白い回答がいっぱい出てくると思います。
 答えのない世界で答えを導き出す。アートの世界で普通に行われていることが、今のビジネスシーンで必要だという論理ですね。実際アートを本気でやられてる方は、ビジネスの現場でクリエイションされてる方と遜色のない、頭の良さを感じることが多いです。僕は決められたことを淡々とこなす作業は得意では無く、仕事を創る側の仕事をずっとしてきました。仕事を創るという事は、アートとの共通点が多い事は、なんとなく感じていたので、ここに書かれていることはとても共感できます。
 小難しい事は置いといても、アートって楽しいんだぞってことが、もっと解ってもらえるといいなと思います。写真もアートですから。

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